2018年11月29日(日本時間30日)Sibelius の最新バージョン2018.11がリリースされました。 UIの改善や高解像度モニタへの対応、MacOS Mojaveへの対応などのアップデートが含まれます。2018.11アップデートは、現在有効期限内のアップグレード・サポートプランをお持ちであれば無料でダウンロードいただけます。
機能
UIの改善
高DPI/Retinaディスプレイに対応するため、UIの改善が行われました。
各種アイコンやメニューが高解像度で描画され、今までよりもクリアに、見やすくなりました。
また、クイックアクセスツールバーはWindowsのみの機能でしたが、Macでも利用できるようになりました。リボンメニューの右端に表示されていて、保存・元に戻す・変更を取り消すをツールバーから実行できるようになります。

Avid Blogs より
EPSからPDFへ
今回のバージョンより、EPSでのエクスポートサポートが終了しました。代わりに、グラフィックとしてPDF形式でエクスポートが可能になります。グラフィック用のPDFファイルは、Kカラー(CMYK)のみを使用したグレースケールでのエクスポートが可能になります。
音符間隔
「複数声部の編集時に音符間隔を調整する」オプションが有効になっている場合に、音符を追加や削除した際、利用している声部のみの音符間隔を調整できるようになりました。
ビデオ再生
Sibelius と同期したビデオやオーディオファイルの再生に利用するエンジンが変更されました。
Windows: DirectShow for QMultimedia
Mac: AVFoundation
この変更によって、ビデオ再生に必要なコーデクを再度インストールする必要がある場合があります。
機能セット切り替え
1台のコンピューターで起動できるのは1種類のグレードのみでしたが、起動時に起動するグレードを選択できるようになりました。

Avid Blogsより
他のユーザーと同じグレードで確認する必要がある場合などにご利用ください。
※Sibelius | Ultimate のみでご利用いただける機能です。起動時にAltキーを押しながら起動してください。
Kontakt 6サポート
Kontakt 6のサウンドセットに対応しました。Kontak 6ベースのバーチャルインストゥルメントを利用する場合は、サウンドセットに「Kontakt」を選ぶだけで利用できます。
互換性について
今回のアップデートで、MacOS 10.14 Mojaveに正式に対応いたしました。
合わせて、MacOS 10.9 Mavericksのサポートが終了しましたのでご注意ください。
他にも改善点やと追加事項がございますので、 詳細な比較はAvid Blog(英語)でご参照ください。 http://www.avidblogs.com/sibelius-2018-11/
アップグレードの入手
Sibelius 2018.11のアップデートはアップグレード&サポートプランの有効期限内のユーザー様がご利用いただけます。 アップデートの入手方法は以下をご参照ください。 Sibelius をアップデートする 旧バージョンからSibelius 最新シリーズへのアップグレードは以下をご参照ください。 Sibeliusのライセンス を最新版へアップグレードするには